包括的な紹介は、参考文献(光田 1996[3]、 光田 1998[4] )にあるが、ここではその一部に限って 計画と研究結果を紹介する。しかし、本論記述後筆者はこちらの方が むしろやや包括的かも知れないと感じている。
なお、HEIFE の研究結果は、多くの論文として発表されているが、 まとまった物としては、最終ワークショップの結果が、「乾燥地の自然環境」 と題して日本気象学会から気象研究ノート第184号として 1995年に刊行されている他、 同じく日本気象学会の英文論文誌 Journal of Meteorological Society Japan も 1995年の 10月、12月号の特集号があり多くの論文が掲載されている。 他の雑誌や別の時期に単発で論文が発表されていることは言うまでもない。
集められたデータや観測結果は、本来データセットとして配布されるはずであったが、 人的資源の不足で、整備されたデータセットは結局作成できず2000年から、 京都大学防災研究所大気災害部門暴風雨災害研究分野の WWW サーバ上に 'as is' で公開されており誰でも利用可能になっている ( http://ssrs.dpri.kyoto-u.ac.jp/heife/ )。