玉川研究室で、CReSS を使うには。5-3
実際に計算を行ってみる。(続き)

この前のページ では、 CReSS の設定ファイルの途中 &sfcphys の節まで記述した。 ここでは、その続きを設定する。

次は、初期値関係、ここでは MANAL から初期値を作ったとして記述する。

 &initype
  iniopt = 3
  snddim = 0
  sndhed = 0
  sndtyp = 'ppm'
  zsnd0  = 0.e0
  psnd0  = 0.e0
  masopt = 0
  maseps = 0.e0
  alpha1 = 0.e0
  alpha2 = 0.e0
 /
初期値は、外部データから読む。そのためsounding ファイル関係の設定は無意味
マスコンモデルは使ってみたいなと思うが、定数の設定を調べるのが面倒なので、
とりあえず使わない。と言う風になっている。

次は、グリッドの移動、これはしない。(台風を追いかける時などに使うはず)

 &gridmove
  movopt = 0
  umove  = 0.e0
  vmove  = 0.e0
 /
その次は、初期値に置く、音位の擾乱。初期値にない擾乱成分を適切に置くと
雲の発達などの再現がよくなると思うのだが、今回、複雑な地形に客観解析データ
の初期値、境界条件なので、勝手に擾乱が起こってくれると信じて、使わない。
 &ptinicon
  pt0opt = 0
  pt0num = 0
  ptp0   = 0.e0
  pt0rx  = 0.e0
  pt0ry  = 0.e0
  pt0rz  = 0.e0
  pt0cx  = 0.e0
  pt0cy  = 0.e0
  pt0cz  = 0.e0
  pt0ds  = 0.e0
 /
その次は、積分に関する設定。今回、鉛直方向の格子サイズに対して、水平方向の大きな
格子を使用するので、鉛直方向には陰解法を使う事にする。
そうすると、音波以外の計算に使う時間ステップの制約条件は、重力波、通常の気象擾乱
なので、ジェット気流を含む、これらの中で一番位相速度の速いもののスピードで
水平格子サイズを通過する時間より小さい程度を取れば、多分良いはず。
ここでは、100m/s だと思って、2000m / (100m/s) = 20s となるので、
安全を見て、 その半分の 10秒にする。また、音波の方は、その3倍くらい速い訳だから、2秒くらいかな、
後の設定は、recomemnded に従う。
移流の計算は 4次精度。
 &integrat
  dtbig  = 10.e0
  dtsml  =  2.e0
  gwmopt =  0
  impopt =  1
  gsdeps =  0.e0
  weicoe =  0.6e0
  filcoe =  0.1e0
 /

 &advction
  ad4opt = 2
 /

 &smoother
  smtopt = 3
  smhcoe = 0.0008333e0
  smvcoe = 0.0008333e0
  nlhcoe = 0.e0
  nlvcoe = 0.e0
 /

後、地図投影のために生じる係数を考慮し、コリオリ力を考慮し(recomended では水平のみ)、
地球の曲率も、浮力も断熱項も計算してみる。(後者は recomended では off になっている)
また、圧力項のダンピングは recomended 通り入れる。
 &mapfcter
  mfcopt = 1
 /

 &coriolis
  coropt = 2
 /

 &earthcrv
  crvopt = 1
 /

 &buoyancy
  buyopt = 1
 /

 &diabatic
  diaopt = 1
 /

 &ddamping
  divopt = 1
  divndc = 0.05e0
 /

次に出て来るのが、サブグリッドスケールのパラメタリゼーション。
TKE を使う 1.5 次クロージャーが普通の選択。
今回、もっとネスティングして細かな計算を行うこと(後で行うつもり)を考えているので
境界条件ではこの TKE を渡す事を忘れないようにしないといけない。
また、ここまで偏平な格子を使うのなら、等方でないサブグリッド計算をして欲しいので、
Anisotropic を選択する。これも、今後、dz と dx dy が同程度になってくれば、 Isotoropic に変更する必要がある。
 &turbulen
  tubopt = 2
  isoopt = 2
  prnum  = 0.33e0
  csnum  = 0.21e0
 /
次に雲の計算をするかどうか。「する」を選択する。
ただ、最初のテスト段階では、しないにしておくのも良い方法である。
動くようになってから、雲過程を入れると良い。
 &cloudphy
  cphopt = 3
  nclcst = 1.e8
  thresq = 1.e-12
 /
トレーサーの計算は、今回はしない。
 &mixtrace
  trkopt = 0
  qt0opt = 0
  qt0num = 0
  qt0    = 0.e0
  qt0rx  = 0.e0
  qt0ry  = 0.e0
  qt0rz  = 0.e0
  qt0cx  = 0.e0
  qt0cy  = 0.e0
  qt0cz  = 0.e0
  qt0ds  = 0.e0
  qtdt   = 0.e0
 /
出力のフォーマットは、バイナリで、地形に沿った座標系。
30分毎 (テスト時は、計算を行う時間とともに、小さくした方が良い。)
restart ファイルは、1日後。変数のチェックは 120秒毎。出力は全部 (最後の o が 格子の高さ)。
これらは実験に合わせて設定すべし。特に、初期段階では
時間間隔を小さくして、問題点の把握に勤めるべし
 &outfomat
  dmpfmt =     2
  dmpcmp =     1
  dmpvar = 'ooooooooooooo'
  dmpitv =  1800.e0
  resopt =     1
  resitv = 86400.e0
  mxnopt =     1
  mxnvar = 'oooooooooo'
  mxnitv =   120.e0
 /
この後に、gridata terrein 等々のための設定が続くが また、長くなってきたので、次に。
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