メインシステム (アンプ編)


こんなんで毎日夜な夜な聴いています。 最近は癒し系Jazzの割合が増えてきました。

アンプは作った物ばかりいくつもありますが、メインは

です。 Triode の VP-120S です。でも、KT-88 はスベトラーナ製に、 変更してあります。KT-88 は、もともとの中国製と、J/J の EL34L も試したのですが、 中国製 KT-88 はちょっと地味な感じ (高音がでてない?) 、 EL34 はすっきり 高音までてて繊細なんだけど低音のパワー感が足りないと感じて、 スベトラーナ KT-88 に落ち着いています。 電圧増幅管は 5670 なんですが、これも元々ついていた北京 6N3 とか 書いてあるものから、 GE JAN 5670WA に換えてみました。元のにくらべて 高さが2/3 くらいしかないこの 5670 は、落ち着いた良い音なんですが、 ちょっと高域の出方がおとなしく、僕の趣味から言うと、元の方が 良かったので戻しました。

(2001.12追加) でしたが、 2001年11月になって、やっぱり KT88 だと高域がすっきりしないのが 気になって、J/J の EL34L で今は使っています。低音〜中音のなんとも言えん 良い感じが 減ったのが残念ですが、下記のスーパーツゥィータともあいまって すっきりと綺麗な音で鳴っています。

(2002.1追加) しかし、この J/J EL34L は、真空管から、120Hz くらいの振動音が ジーッという音で聞こえます。また、振動に対して弱いようで 揺らすとカラカラなります。中身が動いているのでしょうか? 気持悪くて、 ElectroHarmonix の EL34 に変更しました。 J/J の高音にあった独特の艶は無いですが、すっきりと低音から 高音まで出て、しかも真空管からはほとんど音がしなくてなかなか良いです。

また、写真はありませんが、昨年 (2001年) 初夏に東京の若松通商で買った FET のアンプ基盤 ( 25W モノラル基盤×2) を使って、FET のアンプを作りました。 日本橋のテクニカルサンヨーのRコアの電源トランスに ショットキーダイオード、15000μF のコンデンサを4つなどと ちょっと贅沢な電源にしてそれなりに作ってみました。
これが、なかなか良いんです。左右、奥行きともに良く再現してくれます。 またさすが半導体、Jazzのベース音がしまった感じで気持良いです。 ちょっと音が暗めだったので、パワーFETの電源の電解コンデンサに フィルムコンデンサを並列につないでみました。音は明るくなりましたが、 立体感が少し減ったかもしれません。もうちょっと聞いてから考えようと 思っています。
(2002.2月ころ) いじっていたら(実は、スピーカ端子に小さなコンデンサをつけてシンクロスコープで 出力を眺めてた)、左ch が 1MHz で発振して FET が死んでしまいました。(:-<) 3月末には、交換部品を調達しましたが、発振の可能性を下げる為に、 基盤 - FET 間の配線 (数cm) を無くして、直接させるように配置を変えようと思い まだ作業にかかっていません

(2002.1頃)更に、部屋が狭いのでどうせ大きな音では聴かないということから、 UL 接続のVP-120S を3結に改造しました。雑誌の作例を参考に 100オームで 第2グリッドをプレートにつないであります(本当にそれで良いか知りませんが)。 出てくる音は帯域が広がった感じで、特に KT88 をつないだ時には 高音域の出がはっきり分かるくらい違います。また、改造したばっかりなので もうちょっと聴いてみないと分かりませんが、なかなか良い感じです。 EH の EL34 で聴いています。音は正確になった感じですが、 逆に真空管らしい?味わいは減少したように感じます。 NFB はいじっていませんが、出力をシンクロで眺めてもおかしくなかった&出力抵抗が 1オーム前後 (KT88 の方がちょっと大きい) だったので良いかということにしてあります。 正確には、20kHz くらいの方形波を食わせると、てっぺんがちょっと波打ちます。 位相補正すべきかなとおもいつつ、そのまま使っています。 結局、スベトラーナの KT88 で聴いています。EL34 だとどことなく線が 細い感じなんですよね。Triode KT-88 は3結でも高域がすっきりしないし。 でも、すぱっと高域の出ない UL接続の KT-88 の状態って、60年代Jazz ボーカルみたいなのを聴くのに良かったんですが。。。。

(2002年に入って、マニアへの道を歩み始めた気がします。。。。)
(2002年 夏頃〜) 発振させて壊してしまった若松通商の FET アンプですが、 直しました。安定性を重視して出力段の FET のゲートに抵抗を入れました (大きさは忘れてしまいました)。それと以前、数cmほどの導線で基板とつないでいたのも やめて基板に直接 FET を取付けて、それにあうように放熱板の位置を変更、ケースの 加工となかなか手間仕事でした。(それを楽しんでいるのですが。。。。) 他にも、ボリュームと基板の入力の間でも何かノイズを拾っているようでしたので ここにも抵抗を入れて更にアルミ箔で巻いてシールドしました。 こんなことすると高音域が落ちそうですが、聴いて分からないのと 20K Hz 方形波を入れて、ほんの少し角が丸くなるくらいだったのでこれで良い事に しました。 今度は順調に安定して動いています。 結構落ち着いた音がしますが、さすがに VP-120 改 よりもシャキッとした 音がでます。Jazz のシンバルとかベースとかいい感じですし、モノラル基板2枚+ 電源は整流部より後ろで別にしてある、etc. のために左右の分離がひとまわり 良いように思います。ただ、どことなく品でまけてるようです。
なんでだろうと考えながら、雑誌を読んでいると、どことなく筐体が弱いから なにか振動を拾っているとか、基板周りのシールドが不足していて聞こえないくらい のノイズを拾っているのかなと思い、その強化をしました。 したことは、基板 (ケースの上に取付) の下のケース内に、5mm の銅版 (ハンズで 安売りしてた) を一点ネジ止め他接着剤 (一応アースループを避けたつもり) で固定。 基板の上のカバーをアルミ 1.5mm (だっけ? 曲げるの硬かった。。。) で作るなど してみました。音が落ち着いた感じになってどことなくざわざわしているように 感じていたのもかなり減りました。もうあんまり VP-120 改に負けていませんが 良く聴くと、少し高音域に品が足りない (歪が多いの?) 感じがします。 初段、増幅段への電源供給はシャントレギュレータ付だからいいかと思って 通常品のコンデンサを使ったせいかなと思い始めています。その内オーディオグレード品と 交換しようと狙っています。

さて、これでアンプが2つになった訳ですが、スピーカは一つです。 JBL-4312MkII ですが、こんなのを2つ置くスペースはありません。 CD Plaeyer も一つ。ここは切替器を作るしかないということで、 スピーカ切替器から作りました。実は4月に引っ越しているので 写真を全部更新しようとしつつ何も撮ってないので、部屋の写真と 一緒にその内掲載しようと思いますが、内容は、日本橋のニノミヤで 投げ売りしていた 7A のリレー (100円) を並列にして + 側 - 側とも 2系統に切替えるだけの簡単なものです。ホームセンターで売ってる アルミのチャネルと板で箱から作ってみました。電源は組み込み用の DC 電源装置そのままですが、ノイズが心配なので 3mm 厚のアルミチャネルで 仕切りが入っています。内部配線もいつものスピーカケーブルで作ったのですが 結局同じ電線、大容量のリレーというのが良かったのか、アンプ〜スピーカ間に 入れても変化が分かりません。うれしがって今使用しています。
これで、アンプ2系統 → スピーカ はできましたが、今度は CD → アンプ2系統です。 調子に乗って 5534 非反転増幅 で作ったのですが、何か音に品がないんですよね。 今後の改造を待つということで、今は、電源スイッチを使った左右別の切替器 (内部は OFC 配線) で切替えています。1ヶ月くらいかけたプリアンプが 1時間くらいで作ったスイッチに負けてるのが悔しい今日このごろです。 (この辺で 2003年1月)

次の行から、また元の記述に戻ります。

ちなみに、Triode VP-120S の横に、鼠色の2段重ねの安物の箱が見えますが、 これは、Tripath 2020 とスイッチング電源を使って作ったアンプです。 2万円程度でできましたが、ほんの少し高域が荒い感じがする (トィータに 耳を近づけると小さなザーッというノイズがします。電源のせいかなぁ) 以外は、非常に良い音で、音質は VP-120S に良く似て低音がいっぱいでます。 パルス出力のアンプって全然熱を出さないので、不思議な感じです。 (となりに、とても熱を出すアンプがあるせいもありますが)
スイッチング電源は、ある程度電流を流さないと電圧が落ち着かないと聞いたので 抵抗で +- をつないであります。それと、ちょっとインダクタを入れて その前後にコンデンサをいっぱい入れてあります。電解コンデンサだけでは ノイズは取れませんでした。フィルムコンデンサをいれると良い感じです。 セラミックコンデンサもいっぱい入っていますが。。。この辺はやけくそ状態です。

これも、高域が抜けてないというのか、すっきり感が足りませんでしたが、 フィルムコンデンサを電源供給の最後部分に追加して、入力ボリューム (10kΩ) には 直列に 50kΩ (だったかな? どうせ大きな音では聞かないから) を入れて CD プレーヤー (写真とは別の安物) の負荷を減らす作業をしたらすっきりしました。 (こうやっていじったのは 2002年夏かなぁ)


その前に作ったのが、Triode の VP-Mini300MarkII です。 有名な 300B と言う真空管を使っていてとても良い音がします。 ちょっと、何を聴いても綺麗な音がする (うまいことちょっとだけ歪んでる?) のと 低音のパワーがちょっと不足な感じなので、たまにしか聴いていません。 うちのスピーカ (公称 6オームの JBL 4312) には、4オーム出力にする方が良いようです。 8オーム出力だと、明るいんだけどちょっと品の無い感じの音になります。 (歪みが多い?)。 VP-120S も同じ傾向ですね。
あ、そうそう、これは 300B のフィラメントを直流点火するように 改造してあります。ショットキーバリアと合計10000μFほどのコンデンサ と1Ω以下のセメント抵抗を使っています。 ボディの横に張り付けてあるアルミはその整流部+抵抗の 放熱の助けです。写真では見えませんが。 ステンレスのボディなんで穴があかなくて特に底面の加工に困りました。 放熱のために底は アルミ板に変更して穴だらけにしてあります。

(2002年秋) VP-Mini 3000 II は寝室用になりました。 TECHNICS SB-M01 をお供に相変わらずきれいな音で (小音量専門になってしまいましたが) 鳴らしています。

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